教育問題-過去の詰め込み教育について 2

●誰のためのメリットデメリットか

詰め込み教育のメリット

 1基本的な事項を丸暗記することで多くの知識を得られること (生徒側)

 2学力を判定する教師の負担が軽いこと (指導者側)

詰め込み教育のデメリット

 1学習意欲の維持が困難 (生徒.教師側)

 2知識習得の一過性 (生徒.教師側)

「誰のためのメリット・デメリットか」を前回の書いた内容の横に入れてみました。

まずメリット側から

1,は知識を得る生徒側のメリットであることは間違いないですし、2,は学力を判定する立場である教師側のメリットであることは別に書かなくても見れば分かることですが

デメリット側

1,2,も生徒と教師どちらの側でも言える事だと考えられます。生徒側はテストのために丸暗記するだけですし、教師側は丸暗記させる場所を指定するだけから、そこに面白味なんてないですしマンネリ化してしまうからではないでしょうか。教師も生徒に暗記してもらうために授業を工夫するとしたら「1192(良い国)つくろう鎌倉幕府」と年号をその時代の出来事を混ぜて覚えやすくすることぐらいしかできなかったのではないかと思います。知識習得の一過性については、単に丸暗記の教育が悪いのではなく、その知識を長期間保持できるような教育を施せば良かったのではないでしょうか?詰め込み教育時代は授業の進み具合がとても速かったそうですし、教師側の負担が少なかったのであればテストを頻繁に行うとか、そういった工夫を施す時間もあったかと思いますが・・・

 

生徒と教師側だけではなく、詰め込み教育を推進する側と詰め込み教育を否定する側で考えてみたらまた違うのかなと。詰め込み教育の影響で学生たちのストレスが増加したことでいじめや暴力などの問題が多くなり、社会問題に発展したそうですから。社会からそういった圧力もあったのかもしれませんね。次回はその辺りを調べて書きたいと思います。