教育問題-過去の詰め込み教育について 3

・弊害

この教育の結果、前述のように「テストを過ぎたらすべて忘れる」等の問題点の他、詰め込み教育の結果「四当五落」「一浪は当たり前」と言われるほどの受験戦争になり、その結果として、勉強についていけない児童・生徒が増加し、いじめ、校内暴力、非行、体罰、落ちこぼれなどの問題[1]が発生し、学校問題レベルではなく、社会問題となるほどの課題となった。                        wikipediaより

 

 詰め込み教育を行っていた当時は、多くの生徒たちが受験競争の激化や学校の教育にストレスをかかえていたようです。受験競争の激化の原因はやはり「覚えてるか、覚えていないか」の学力判定が高校や大学受験でも普通行われていたからではないのでしょうか。「一浪は当たり前」と言われる程に、覚える量が膨大であったから、「こんな事を覚えて何になるのだろう」と不満に思う生徒も多かったのではないかと思います。

 

 「何故こんな事を覚えるのか」これは多くの知識を得ることで発想力を豊かにしようという考えがあったのではないでしょうか。知識が乏しければ発想もまた乏しくなってしまいますから、自分で考える力を養うためにも多くの知識を詰め込む教育を行っていたのではないかと。また覚えようと努力をするクセを幼いころから植え付ける事もあったのではないかと思います。社会に出て暗記した知識は必ず役に立つというわけではないですが「自分で考え、努力するという力」をつけるために詰め込み教育が行われていたのではないかと思います。