教育課程とは③(教育現場での問題と生徒指導)

●教育課程と生徒指導

 前回の「教育課程とは①」の記事の中に「例えば、教員の活動は生徒相手の雑談あっても教育の一環であるということもできる。」という内容がありました。これは生徒とのコミュニケーションを取ることによってその生徒がどのような価値観や能力を持っているか教員がその生徒を見極めるためであるとも言えますし、また「生徒がどのような問題をかかえているか」などを教員が把握するためでもあると考えられます。

 

 近年の教育現場では、教員がいかにふさわしい教育方法、技術、技能を持って指導していたとしても「いじめ」や「学級崩壊」など問題が多く発生してしまっているそうです。このことは、教育指導上の問題に適切に対処できる教員養成ができていなかったという反省点も含め、「教育職員免許法」が1998年に大きく改定されました。これは児童・生徒たちの非行の問題に対処できる教員を養成することが目的であります。