親と子どもの教育権について

・親の教育権と子どもの教育権

 前回、親の教育権と学校の教育権まで調べました。では親の教育権と学校の教育権とは一体どのようなものか

・親の教育権

 親の教育権とは文字通り「親が子どもを教育する」権利です。この権利は子どもの教育権と密接に関わりあっています。子どもの教育権は「子どもが教育を受ける権利」のことです。子どもに教育を受ける権利があるということは当然その保護者である親は子どもを教育しなければいけなくなります。子どもの保護者である親も家庭を養うために働いていますから子どもに勉強を教える時間がなかったり、また子どもに満足に勉強を教えることができない場合があります。そのため、それらの権利を別な場所へ委任する形を取ります。

 

・学校の教育権

 親は学校に「教育をする権利」を委任することで学校は子どもに教育する権利を得ます。この事を「学校の教育権」といいます。これを見ると親が勝手に教育権を委任しているから子どもに選択の余地がないのではないかと思われましたが。子どもにも同時に「学校を選択する権利」が与えられます。そのため、親にも子にも学校に委任した教育権をいつでも取り下げることのできる権利が両者に存在します。